バーコードってどんなふうに使っているんでしょう

今回は、いつもと少し毛色の変わったお話です。

コンビニやスーパー、ホームセンター、家電量販店などのお店に並んでいる商品のほとんどに、バーコードが付いていますよね。このバーコードってどんなものかを簡単に紹介します。

バーコードとは

私のそばにあったのど飴のバーコードを例にとってみます。下図のようなものでした。

バーコードの下に数字があります。「4987240618607」とあります。レジなどで、この黒いバーを読み取り数字に変換しています。(レジが直接数字を読み取っているわけではありません。)
最初の「49」が日本を表します。次の「87240」は、この商品のメーカーコードです。次の「61860」は、この商品の商品コードを表しています。最後の「7」はチェックデジットです。コンビニのレジなどで、バーコードを読み取ることで、この商品は「日本」の「87240」メーカーの「61860」商品であることがわかります。読み取ったこれらの数字が間違いないかをチェックするのが、チェックデジットです。
同一メーカーの別の商品は、「61860」の商品コードが違います。もちろんチェックデジットも違う場合があります。(同じのど飴でも、容量や味が違えば商品コードが違います。)

価格はどこにも入っていません。なぜ?
同じ商品であれば、日本全国同じバーコードです。同じ商品でも、販売しているお店や、時期(安売りの時など)によって価格が違うからです。バーコードに価格を埋め込んでしまうと商品の価格を変えて販売するのが難しいからです。
では、どうやって価格がわかるのか。商品毎に商品についているバーコードは必ず違います。このバーコートをレジで読み取って数字に変換します。ここからがコンピュータの凄いところです。バーコードの数字と価格や商品名などの対応表がコンピュータに登録されていて、この対応表から価格を引いてくるのです。大きなホームセンターなどには、数万点の商品を販売していますので、数万点の中から一瞬で価格を教えてくれるんです。本当にコンピュータって凄いですね。

こんなバーコードもあります

一方、バーコードに価格が埋め込まれている物もあります。
例えば、パックして販売されている豚肉などです。100g当たり150円などで販売していますよね。豚肉はパックしてあり、それぞれのパックの内容量(重量)は異なっていると思います。240gのパックもあれば、220gのものもあります。当然それぞれのパックの価格は違っています。240gのパックは、100g当たり150円であれば360円、220gのパックは330円になります。

さて、バーコードはどうなっているでしょう。先ほどの、のど飴のように同じバーコードでは、価格の区別がつけられません。(販売店によってバーコードの管理(作成)方法が違いますので、ほんの一例です。)

価格の埋め込まれたバーコード
360円(240g)のパックの例です。通常のバーコードでは、国コードとメーカーコードにあたる「02」「12345」とチェックデジットの「2」以外の商品コードにあたる「00360」が価格を表しています。このバーコードの例では、「02」店内でパックした「12345」豚肉「00360」360円というバーコードになっています。

店内(加工場)やパック工場で豚肉をパックしたときに、1パックずつ重量を量って価格を計算し、価格やバーコード等の印刷されたシールを貼り付けています。このバーコードをレジで読み取るだけで、その商品の価格がわかるようになっているのです。

では、商品名はどこから。
「12345」が商品コードです。先ほどと同じように、コンピュータに商品コードと商品名などの対応表があり、一瞬で商品コードから商品名を探し出してレシートなどに印刷しています。(くどいようですが、あくまでも一例です。)

いかがでしたか

とっても簡単ではありましたが、バーコードの意味・使いかたを紹介しました。

今度、スーパーなどに行かれた際には、バーコードをチェックしてみてはどうでしょうか?

では、また!

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