今回もエクセルでできる小ネタを紹介します。
エクセルでバーコードの画像を作成してみます。
「開発」タブを選択して、「挿入」から「コントロールの選択」をクリックします。「開発」タブが無いときは、エクセルのオプションを変更してください。
「コントロールの選択」ウインドウが表示されます。
表示されているコントロールの中から、「Microsoft BarCode Control XXX」を選択します。(XXXのところは、利用されているバージョンによって異なります。)
選択すると、マウスカーソルが「+」に変わりますので、シート上でバーコードを貼り付けたい所にドラッグします。
これで、バーコードコントロールをシートに貼り付けられました。
次に、バーコードのコード(数値)を設定して、正しく読めるバーコードにします。
先ほどシートに貼り付けたバーコードコントロールを右クリックして、「プロパティ」ウインドウを開きます。
「value」プロパティにバーコードの数値を入力します。初期状態(Sample)で表示されているバーコードはJAN13桁タイプのバーコードですので、4901234567894などのJANコードを数字13桁で入力してください。
(上の図の例では、下から3番目に「value」プロパティがあります。)
Sampleの文字が消えてバーだけになりました。これでバーコードの画像が完成です。JANコードが間違っていてもバーコードは表示されますので、バーコードスキャナやスマホのバーコード読み取りアプリなどで正しく読み取れるか確認してみてください。
作成したバーコードをエクセルやワードなどのOffice以外で使用する場合は、jpegやpng形式などの画像ファイルとして取り出す必要があります。バーコードが2~3個ならば、シート上にあるバーコードの画像をペイントなどに貼り付けてから保存する方法でもできますが、たくさんある場合は、前回本ブログで取り上げた、「エクセルワークブックからシートに貼り付けた画像を取り戻す」方法が有効かと思います。
先ほどの、バーコードのプロパティーシート内にある「プロパティーページ」をクリックしてみると「スタイル」という項目がありました。「QRコード」も作成できるようです。
スタイルをQRコードに変更して、「Value」プロパティーに、このホームページアドレスを入力してみました。大きさなどを調整すると…
QRコードが作成できました。スマホのQRコード読み取りアプリで読み取ることがでいました。ただ残念なことに、Value値に日本語を設定することができないようです。
いかがでしたか。簡単にバーコードの画像を作ることが出来ますね。
古いバージョンのOfficeにはバーコードコントロールが無いものや、バーコードコントロールはあるが、QRコードを選択できないバージョンもあるようです。
私のPCで利用しているのは、「Microsoft Office Professional Plus 2016」です。