同じデータを入力しないようにする方法

今回は、マクロ(VBA)ではありませんが、エクセルの関数を使用した小技です。

社員番号、商品コード、電話番号など、同じデータが複数入力されたらダメな一覧表(データ)を作成する事はありませんか。

こんな時に、エクセルの関数を使用して簡単にチェックするを紹介します。

社員一覧

既存の社員一覧表に、新たに入った人の社員番号を作成して、氏名・住所や電話番号などをリストに追加します。社員番号は同じものがあったらダメですよね。

既存の社員一覧表はこんな感じです。

条件付き書式

社員番号(A列)に、社員番号を入力した時に、他に同じ社員番号があった場合、そのセルを黄色に塗りつぶす様に関数を仕込みます。

社員番号を入力するセル A2 ~ A6 の範囲に、「条件付き書式」を設定します。

ルールの種類は、「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択。

ルールの内容は、下記の関数を入力します。

関数をしこむ

数式に以下の様に入力します。上図(ここに関数を入力)の所に以下の数式を入力します。

=COUNTIF( $A$2:$A$6 ,INDIRECT( ADDRESS( ROW() ,COLUMN() ) ) ) > 1

選択した範囲(第1引数)に、探す値(第2引数)が、いくつあるかを返す関数です。

探す値も選択した範囲にありますから、答えが「1」より大きい場合は、重複している=同じ値があることになります。

入力してみる

試しに、社員番号の欄に、同じ番号を入力してみましょう。

予定通り、同じ社員番号のセルが黄色くなりました。

社員番号が重複していることが、すぐにわかります。

いかがでしたか

入力後に、社員番号順に並べ替えてあげれば、同じ番号が続いて並びますから、チェックできます。が、見落とす可能性もあります。

今回紹介した例では、数行の例でしたが、数十行のデータで画面内に見えない行で重複していても、入力直後に発見できます。

では、また。

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